私は「旅行」が趣味です。
旅行といっても「海外旅行」ではなく「国内旅行」のほうです。残念ながら私は今まで、海外旅行にはいったことがありません。国内旅行は47都道府県すべていきました。
なぜ国内旅行が趣味になったのか
私は叔父の影響で旅行にはまりました。大のお祖父ちゃんっ子で、幼いころからいろいろな話を聞いてきました。叔父は時々、これまで訪れた場所の写真をよく私に見せてくれました。その度に「これはどこで撮ったの?」などと質問していました。
当時私は高校生、田舎で学生生活をおくるどこにでもいる若者でした。そんな私が叔父と会話することで「自分も叔父がいった場所に訪れたい」「自分の眼でその風景をみてみたい」と思いました、高校時代から計画を練って旅していました。
そんな私がより趣味といえるまで「旅行」にのめりこんだのは、叔父が亡くなってからのことでした。
いろいろな話を聞かせてくれた叔父が亡くなり、より強く自分の眼でみてみたいと感じました。その後大学受験が終わり、バイトをして貯めたお金でより活発的に旅行にいくようになりました。
大学時代には旅行仲間とサークルをつくり、自動車や自転車で彼らと一緒に各地へ旅行しました。恐山や、薩摩など日本中巡りました。
思い出の国内旅行先とは?
その中で特に思い出に残っているのは、大学3回生の時に1人で卒業論文を書くために訪れた八丈島です。
同じ東京都なのですが、かなり離れた離島である八丈島。その島に行きは船で12時間かけ、帰りは飛行機で1時間かけ本土へ戻りました。
1か月間滞在し、八丈島の役所の方や、現地の住民の方々、資料館の方々のお世話になりながら論文を書くため史料を集めました。
昼間は資料集め、夜になると釣りをしたり夜景を見に行ったり、光るキノコをみにいったりして様々な経験をつませていただきました。
このように、1ケ月という長期間にわたっていろいろお世話になったということや、独特の文化(沖縄などとの島とは異なる文化)に惹かれたため私は八丈島が大好きです。
国内旅行のだいご味とは?
他にも各地に旅行しました。毎回毎回全然違う土地に訪れる。その中で私が唯一あることを、どの場所に旅行に行っても実行していました。それは「会話」です。
別に私は社会学者でもなければ、鶴瓶みたいにロケもしていません。しかし、現地の方々と「会話)をすることでより風土を学べ、その土地に来たんだと実感が持てるように感じ積極的にいろいろな話を聞かせていただきました。
特に、先にあげた八丈島のような「離島」の文化は非常に面白く、本土では衰退してしまったようなこと(祭事など)が残っているケースもあります。
そのようなことを現地の方々と話すことで、知れた時は非常に嬉しかったです。また、自然やモノは鮮明に記憶(写真として)残せますが、「伝承」などといった「残せないもの」を知りたいと思ったというのも影響しているように思います。実際、現地の方々と話すことでそれらを知れた時は非常に嬉しかったです。
時々知人に、海外旅行はしないのかとよく尋ねられます。大学時代からよく尋ねられました。しかし、私は日本人ですし、日本人ならまずは日本全国巡ってから海外へいくべきに考えています。日本中巡って「日本人とは」と考察してから海外へ。
そういう風にしたならば、欧米の価値観に飲み込まれることなく楽しく帰ってこれると考えているからです。そのため、海外旅行は子供が大きくなってからいければいいなと感じています。
四季があるから飽きない
日本は何度訪れても飽きない場所があります。それぞれの時期(四季)に、様々な「色」を見せてくれます。
そのような「色」を探しに行くのにも旅行はもってこいに思います。栄枯盛衰、永遠に同じものなど存在しません。
自然も同じです。そういうものを記憶にとめたり、聞いたりしながら旅をする。ずっとやり続けたい趣味です。